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機体解説[]

 1970年12月20日に原型機が初飛行し、1973年に米海軍がF-4 ファントムの後継空母艦載機として運用開始。艦隊防空を主任務にしており、遠距離からのミサイル攻撃可能なレーダーを装備し現在でも第一級性能を持つも高コストにより2006年9月22日VF31トムキャターズの解隊を最後に完全にF-14は退役した。米軍以外はイラン空軍が採用している。

 当時のソ連戦闘機の脅威は開発スピードを上げる必要もありグラマン社と海軍は最終案をそのまま量産型の生産に入りスローペースで量産する先行量産型でテストを行うクック・クレイギー計画を採用し、12機の先行量産型と1機の試作型でテストする事になる。この方式は性能評価項目を各機に振り分けられる利点があるが通常は試作機による性能試験評価の結果を踏まえつつ開発した制式機を採用するのが一般的であった。なおテスト中5機目はスパローミサイルの発射試験を実施した際には自分が放ったミサイルに“撃墜”される珍しい事故を起こした(原因はミサイルを下に打ち出す力不足)。

 F-4の後継機として運用開始されるも取得費用や整備等の諸費用が高く、野党の恰好な攻撃材料となり当初は722機配備する筈が313機に減らされ更なる圧縮も検討された程。


フィクション作品で登場するF-14[]

エリア88(作者 新谷かおる 小学館”少年ビックコミック”に掲載)ではミッキー・サイモンの愛機として登場。この機体はイランに輸出される予定であった80機目の機体だったがイラン革命によりイタリアの倉庫で足止めされた際にエリア88に出入りする武器商人マッコイ爺さんの手によりシリアルナンバーをイラン空軍が墜落させた機体の物に改竄し、マッコイ爺さんが経営する商社の帳簿上は”スプラップ機”となっており、まんまと持ちださてた。その後撃墜されるも劇中エリア88基地が敵により使用不可になり(この基地は物語の終盤では再び運用している)山岳地帯にある山を基地化した際に二機目を調達している。武器商人のマッコイ爺さんの腕の凄さを物語る機体の1つである。(なお実際の80機目は米海軍のアグレッサーとして使用された)なおミッキーはエリア88に来る前は米海軍のトムキャット乗りだったので山岳基地で使うには持ってこいの機体だった(滑走路が山をくり抜いており航空機もカタパルト(機体によってはブースター併用)で飛ばすと言う基地であり、この部隊は劇中の終盤ではエンタープライス級空母をエリア88基地として使用している)


トップガン(1986年 公開)で米海軍が全面協力し実際に使用している機体を俳優が訓練を受けて飛ばし、エンタープライスや基地内での撮影された。

マクロス・ゼロでのF-14[]

地球統合軍陣営機として登場しマクロス世界では統合戦争の最中という事でOTMを導入して現役で使用された。一見F-14Dに見えるがコクピットはF-14Aになっており河森監督は”F-14A++”だがバンダイが開設した公式サイドは”F-14A+改”となっている。これはVF-1バルキリーの変形システムもF-14の外見からヒントを得てデザインされた事で知られている。

 主人公工藤・シンが乗る機体はノーラが乗るSv-51γに撃墜された。

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